和卵便り161号 令和3年7月夏号

暑中お見舞い申し上げます

都城は雨が多く、猛暑はもうちょっと先になりそうです。皆様はいかがお過ごしでしょうか?コロナ渦はまだまだ収まりそうにないですが、こんな状況でも世の中は動いていて、逆境に負けない人々の強さに感動します。終わりのない物語はないし、良いことも悪いこともすべて変わっていくと信じ、日々を過ごしていきたいです。そして皆様が元気よく生活できるよう、この夏もコッコたちと頑張ります!

隔離コッコ

この季節に出現する巣籠り鶏。弱い鶏がいじめられて餌を食べられず、羽を膨らませ産卵箱に閉じこもります。自力での回復は無理なので、空いている育雛舎に隔離すると、餌を食べて体力をつけ、めでたく産卵を再開。そして、自然の定か、隔離している25羽の中で上下関係ができていきます。でも、いじめられっ子だった雄鶏が喧嘩を仲裁し、仲良し家族をつくっています!

力強き稲

苦労した補植と除草のかいがあって、稲はとても力強く成長しています。田植え後にまいた、くず大豆の肥料効果もあったようです。でもあまりに生育旺盛なので、初の試みで早目の中干しをしています。田んぼの水を抜き表土を乾燥させて根を地中深く張らせ、台風の暴風雨でも倒伏しないようにするためです。稲作12年目、試行錯誤は続き、さらに腕を磨いています。秋の稲刈りが楽しみです!

白もちトウモロコシが豊作

珍しくて美味しい白もちトウモロコシ。昨年は日照不足で不作でしたが、今年はとてもよい出来です。自然相手では、毎年同じようにはいきません。害虫(アワノメイガ)を寄せ付けないため、背丈より高いトウモロコシの森に入り、てっぺんの雄花をハサミで切り取りました。最近の雨続きで収穫は遅れているけど、たっぷり堪能できそうです。ご希望の方は、どうぞ連絡ください!

晴耕雨弓

私の場合、晴れ日は農作業、雨の日には弓を引きます。弓道を再開して3年。こんなにも熱中するとは驚きです。味わった悔しさと喜びは、これまで経験ないほど強く深い感情。向かう相手は自然と己だから、農と弓には似たところがあります。結果のよしあしはすべて自分の責任。そして、和卵と農作物が私たちを元気にしてくれるように、気合の入った射で心と体は磨かれます。まだ道は始まったばかり。修練は続きます。ちなみに晴日には、仕事後に練習します!

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